ご氏名
助川 昭宏さん
所属・勤務先
アリーズ動物病院グループ 〔東京都渋谷区〕
施設ウェブサイトのURL
Q1 なぜJCRAウサギマスター検定1級を受験しようと思ったのですか。
アリーズ動物病院グループでは全ての病院において、ウサギを含むエキゾチックアニマルの診療をしています。
その中でも特にウサギの診療に力を入れていて、おかげさまで日々多くのウサギが来院されています。アリーズ動物病院を開業して25年になりますので、ウサギの診療はかなり長年に渡りさせて頂いています。
そんな中で今回JCRAでウサギマスター検定の存在を知り、私にも受験資格を頂けると知って、私自身の実力を試す意味でも受験しようと決意しました。もしも、合格できれば自分自身の自信にもつながりますし、アリーズ動物病院グループの20名の獣医師の目標になれれば素敵だと思いました。
本当に合格できて良かったです。
Q2 ずばりウサギの魅力はなんですか。
皆さんは、ウサギの魅力を何だと感じているでしょうか?
見た目が可愛い、清潔感がある、うるさくない、おとなしい、などでしょうか。
確かにぴょんと耳が立っていて、顔も可愛いですし、後ろ足の筋肉が発達していて体型的にもとても可愛いです。草食動物ということで主食がチモシーなどのイネ科の藁なので、体臭も少ないですし、便も匂わないですし、コロコロで掃除しやすいですよね。犬のように吠えたりしないのでうるさくなくて飼いやすいし、部屋中を走り回るなくなくおとなしいです。
しかし、私が思うウサギの魅力はなんといってもあのツンデレな性格です。おとなしくて何時でも抱っこしていたいのに、なかなか抱っこさせてくれません。怒ることもあって自由奔放な性格です。それが、一緒に生活していてたまらなく愛しく思えるウサギの最大の魅力だと感じています。これからも、ウサギとともに生活していきたいと思っています。
Q3 ウサギの診療において得意な分野はなんですか。
ズバリ、麻酔と外科です。
麻酔で言うとウサギは口が小さく気管チューブの挿入が難しく、草食動物なので体全体の腹部の割合が犬や猫が50%に対して80%と大きく、その分胸部の割合が小さい動物です。この事がウサギの麻酔管理を難しくしている一番の原因です。そして外科ですが、ウサギは敵から身を守るために、早く逃げる能力を備えています。その為に後肢の筋肉が発達していて、尚且つ骨がとても軽いのが特徴です。そして、骨折しやすいばかりか骨が軽くて薄いために整復手術がとても難しいのです。アリーズ動物病院グループでは、経験と知識を備えた獣医師が麻酔管理を徹底し、創外固定術などを取り入れて、より安全により負担の少ない手術を行っています。
Q4 ウサギの診療において特に気をつけていることはなんですか。
ウサギはとても臆病で神経質な動物です。敵に捕食される動物なので、自分の身を守るためには絶対的に必要なことです。ウサギの診療において特に気を付けていることは、そのウサギの性質をよく理解して、決して怖がらせないということです。勿論、検査などが必要な場合もありますから、そんな時も優しくタオルで包むなどして、なるべくウサギが怖くないように、そして恐怖のあまり抵抗して骨折などしないように細心の注意を払って診療しています。
Q5 動物病院内でJCRAウサギマスター検定2級の動物看護師さんやトリマーさんはいますか。
0人
Q6 ウサギの診察は月に何頭くらいですか。
80頭
Q7 ウサギ避妊手術は月に何頭くらい行っていますか。
5頭
Q8 ウサギを飼ったことがありますか。
飼ったことがある
Q9 JCRAのテーマソングを歌えますか。
歌えない
最後にウサギの飼い主さんに対してメッセージをください。
初めまして、アリーズ動物病院グループの総院長の助川昭宏です。
創業は1998年で、現在は東京都渋谷区にアリーズ動物病院、杉並区に動物病院うみとそら、中野区にココニイル動物病院とアドバンスペットクリニックの四つの動物病院を運営しています。その全てで犬猫とウサギを含めたエキゾチックアニマルの診療をしています。
十数年前から、どうしても規模の小さい動物病院では動物に対して、してあげられることに限界を感じて、規模を大きくしていくことを選択しました。そのおかげで、病気のウサギがいつでも診療に来られるようにグループ全てを年中無休にすることもできましたし、様々な学会や勉強会に参加出来るようになり、より多くの知識や技術を吸収して、ウサギの診療に役立てる事ができるようになってきました。
これからも、ウサギのために出来る事を精一杯させて頂きたいと思いますので、何かお困りの事がある時は是非アリーズ動物病院グループに来院して頂ければ嬉しいです。