2級認定者インタビュー

出羽りゅうじさんのインタビュー(ウイル動物病院グループ 愛玩動物看護師/エキゾチックアニマル看護師長)

Q 普段はどんな仕事をされているんですか?

動物病院で獣医療の診察・看護を行っています。具体的には、検査や処置をする際の保定や道具の準備、入院患者のお世話などの看護業務ですが、採血、レントゲンやCT検査の撮影、顕微鏡検査などの>臨床検査、手術室の管理や麻酔、助手などの業務等幅広く仕事をしております。動物種も犬や猫だけではなく、ウイル動物病院では、ウサギはもちろんのこと、小型哺乳類や爬虫類、両生類等のエキゾチックアニマルの専門診療科があり、私は看護師長を務めさせて頂いております。

ウサギの採血の保定の出羽さん

 

Q どうしてウサギマスター検定2級を取得しようと思ったのでしょうか?
動物看護師が国家資格となり、業務内容が明確となり幅が広がりました。そこでこれからは看護師でも積極的に特異性のある資格を積極的に取得し、自分の能力を示していく時代になると考えています。私の場合は、エキゾチックアニマルが好きで触れる機会も多かったため、ウサギマスター検定2級を受けることにしました。全国でもウサギが得意な動物看護師はまだまだ少数だと思いますし、今後もこのような仲間が増えたら良いなと思います。

ウサギの手術の助手をしている出羽さん


 
Q 動物病院には何頭くらいのウサギが受診されますか?

月に10〜20頭くらいのウサギが来院します。一般的には病気や健康診断で来院されますが、手術、CTやMRI検査希望や他院からの紹介等の二次診療のウサギも多いと思います。
 
Q 検定のためのオンラインビデオ講習はいかがでしたか? 

毎日が過酷な業務の中、仕事が終わって帰宅後、1日15分と決めて講習を聞いていました。時間がかかりましたが、自分のペースで勉強ができたのがすごく良かったです。オンライン講習ってとても便利ですね。通勤の電車でも時間があれば、分からない部分は何度も繰り返して講習を聞いていました。
 
Q 内容はいかがでしたか?

写真も動画も豊富で分かりやすかったです。特にウサギに多い、胃のうっ滞と不正咬合は勉強になりましたし、ウサギの身体検査骨も習得できました。
 
Q ウサギマスター検定2級合格後は何か変化がありましたか?

ウサギマスター検定検定2級認定証があることで、ウサギに詳しい看護師としてアピールできるようになり、自身がつきました。獣医師だけでなく、飼い主さんにも認知していただく機会が増えたと思います。そして、後輩の動物看護師にも、ウサギのことを自信をもって教えられるようになりました。

CT撮影をしている出羽さん


 
Q ウサギの魅力は何ですか?

やはりその圧倒的な可愛さだと思います。性格にもよりますが、好奇心の旺盛な子が多く、一緒にいるととても癒されます。飼育する際にも犬猫と比べると騒音も少なく匂いもしない点もウサギの魅力だと考えます。

 

Q JCRAソングは歌えますか?

はい、歌えます。絶妙にクセになる曲で時々聴きたくなるときがあります。
 
Q 今後の抱負はあります?

2023年に韓日うさぎ学会にも訪韓して参加してきました。もっとウサギのことを勉強したいです。一頭でも病気のウサギの助けたいと思っています。

学会参加中の出羽さん